濃い色が重なり合ったデザインや濃い色で全面を塗りつぶした背景は推奨されません。
(剥がれ・色移り・印刷のにじみ・白いラインの発生などの原因になります)
推奨されないデザインの例
| 色が多く使われた暗めの写真 | グラデーション |
| 極端に細い/小さい文字(3pt以下) | 色で全面を塗りつぶした暗い背景 |
推奨デザインの例
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4pt以上の太めの文字 シンプルなイラスト |
空白が多い写真 比較的明るめの色味の写真 |
| 淡い背景に濃いカラーの文字 | 太い線や読みやすい文字 |
| 明るい色の製品写真・人物写真・K100%で作成されたバーコード | |
色の違いと濃度について
- 画面(RGB)と印刷物(CMYK)では、色の見え方が異なる場合があります。
- CMYKに変換する際、色味がくすんだり暗くなることがあり、これは工程上自然な現象です。
- 同じデータであっても、印刷環境・時期・用紙素材により色味の差が生じることがあります。
- 特にクラフト紙・半透明素材・パステル系素材は発色が弱く、画面よりも薄く、またはくすんだ色味で印刷される傾向があります。
素材別の発色例
| クラフト | 白色クラフト |
| ホワイト(マット) | 半透明(マット) |
実際の印刷仕上がり例(素材ごとの発色参考)
以下は素材ごとの印刷サンプル例です。
発色や質感の違いをご確認ください。(参考用サンプル)
- CMYKの色濃度は30%以上でなければ、色が鮮明に再現されません。
→ 明度・彩度の低いカラーよりも、濃い色味のご使用をおすすめします。
- 濃度の低い色は、印刷時にぼやけて見えることがあります(特にクラフト紙の場合)。
- 印刷物の色味には±5〜10%程度の誤差が生じることがあります。
こちらはクレームや交換・返金の対象外となりますので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
素材別の発色特性
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ホワイト印刷は対応しておりません。
→白で指定された部分は印刷されず、用紙の地の色がそのまま見える仕様となります。 - クラフト紙:インクの吸収率が高いため、 画面よりも暗く重たい色合いで表現されることがあります。
- 白色クラフト紙: 通常のクラフト紙よりは明るいですが、高彩度の色でないと淡く仕上がることがあります。
- 透明素材: 中身が透けて見え、カラー印刷は淡く再現されます。
※特に全面背景を印刷すると、剥がれやにじみが発生しやすくなります。
- 半透明・半透明和紙(PET):フルバックグラウンド印刷をすると、剥がれやにじみが発生します。
- 和紙・再生紙など: 素材自体の色味や質感が発色に影響し、 予想と異なる色合いになる場合があります。
素材ごとの特性が重要な場合は、サンプル印刷または有料校正印刷のご利用をおすすめいたします。
位置および断裁の誤差について
印刷は既製のパウチに対し、デジタル方式で直接印刷する形式です。
そのため、製品の段差(高さの違い、折り目など)やデジタル印刷方式の特性により、以下のような現象が発生する可能性があります。
- 歪み、にじみ、剥がれ、途切れ、線のブレなど
- デジタル印刷方式の限界: 大型印刷機によるアナログ方式に比べ、小ロット・短納期での対応が可能ですが、100%同一の色再現は難しく、全面背景色の場合は線の乱れやインク剥がれが起きることがあります。
印刷の許容範囲例
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| にじみ | 線のズレ |
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| インクの付着 | 文字のピンずれ・色ムラ |
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| 色の背景に画像や文字を重ねる場合、画像の後ろ側の色がややぼやけたり、文字が剥がれることがあります(濃い背景に濃い色のイラストや文字を重ねるデザインは避けていただくようお願いします。) | 印刷のはがれ(写真のように色が隙間なく使用されている画像の場合に多く発生します。非常に暗く発色が濃い写真や、色で埋め尽くされた背景は推奨しておりません) |
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窓付き封筒の場合、余白無しで窓の縁に合わせて印刷は可能ですが、 上下で1〜3mm程度の誤差が生じることがあります。 |
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(※写真の例をご参照いただくと、多少のはがれは工程上、自然な範囲となります)
裁断および印刷位置の誤差
- 裁断位置の誤差:±1〜2mm
- 印刷位置の誤差:±5〜10mm
- 中央に配置したロゴも2〜3mm程度ずれる場合があり、これは製造工程上やむを得ない現象のため、交換・返品はできかねます。

画像品質について
- 解像度が低い場合やスキャン画像の場合、仕上がりがぼやけて印刷されることがあります。
- モニター上では鮮明に見えても、印刷時に300dpi未満だと画質の劣化が目立ちます。
画質比較例
モニター

実際の印刷物

バーコードおよびQRコード
- K100の単色で設定されていない場合や解像度が低い場合、読み取りエラーが発生することがあります。

- 細かいにじみやぼやけ、ずれた配置などにより正常に読み取れない場合がありますので、必ず同じサイズで実際に印刷し、テストを行ってください。
印刷物の不具合に関する責任範囲
印刷は最終確定データの通りに出力されます。
そのため、以下の事項については当社では責任を負いかねます。
- 誤字・脱字、位置ズレ、色の違い、解像度不足、画像の欠落など
※必ず最終校正をしっかりとご確認のうえ、ご確定ください。
サンプル画像はあくまで参考用であり、実際の印刷物とは異なる場合があります。










