箔押加工の注意事項

箔押加工の注意事項

当社のカラ―箔押加工は無版デジタル後加工方式によるもので、パウチ表面に直接密着させる精密な工程です。


工程の特性について

  • 箔押は版を使わず、デジタル方式で印刷面に熱圧着して貼り付けます。
  • この工程は非常に精密な後加工のため、パウチ素材、デザイン構造、機械設定、温湿度などの環境変数によって仕上がりが異なる場合があります。
ロゴや文字の縁取りラインはデジタル箔押の特性上、くっきりとした線で表現されない場合があります。 非常に細い文字や線は印刷がされない場合があります。


※これらの特性により、一部製品で箔の欠け、浮き、接着不良、わずかな位置ズレなどが発生することがありますが、これは工程上の自然なばらつきとみなされ、不良品には該当しません。

※このような場合は不良品ではありません

現象 参考写真 説明
微細な気泡・縞模様の現象 箔フィルムと紙との接着性の違いにより発生
2mm以内のずれ 一般的な箔押加工の許容誤差
ふちの圧痕 箔押圧着印刷方式の特長
箔押圧着の不均一による摩耗
金属箔が付着する加工工程の特性
箔表面の微細な傷 作業中および包装する段階で発生の可能性

箔押のはがれ・ふちの浮き現象について詳しい説明

なぜこのような現象が起こるのか?

スピードパックで提供している箔押加工は、伝統的な金型方式ではなく、デジタル箔押加工(無版方式)で行われています。

この工程はひとつひとつ手作業で位置を合わせ、熱と圧力を加えて箔を接着する方法です。

この過程で素材の特性や収縮、わずかな位置ずれなどにより、ふちの浮き、微細なはがれ、細かなキズなどが一部発生することがあります。これは大量生産の箔押加工に比べ、工程のばらつきがやや目立ちやすい部分です。


工程の原理

  1. 接着層+箔フィルム+保護フィルムで構成された金箔紙を使用します。
  2. 印刷対象の表面に高温のヒーターヘッドまたは金型を押し当て、熱と圧力を加えます。
  3. 箔フィルムの接着層が熱で溶けて対象表面に貼り付きます。
  4. 保護フィルムは剥がされ、箔のみが印刷面に残ります。

構造的な理由

  • 箔押は表面に接着する構造のため、素材表面の細かな凹凸(ざらつき)、曲がり、印刷面の油分やホコリなどに敏感です。
  • 特にパウチのようなビニールやフィルム素材は、紙に比べて表面の摩擦抵抗が低く、柔軟性が高いため、接着の安定性がやや劣ることがあります。
  • そのため時間の経過や使用中の摩擦・しわなどで、箔が部分的に浮いたり剥がれたりする現象が起こります。

特定の状況で目立つ理由

  • 鋭い文字のふちや細い線、小さい文字は圧力が集中しづらく接着力が低くなります。
  • 広い面積の金箔は熱収縮や箔フィルムの継ぎ目により、微細なしわ・気泡・はがれが発生しやすくなります。
  • 表面が滑らかでなかったり微細な汚れがある場合も接着力が低下します。

しかし、以下のようなメリットがあります!

  • 金型が不要なデジタル方式のため、初期コストの負担がありません。
  • 少量からの注文が可能で、デザインの修正も自由に行えます。
  • 金型製作工程がないため、鋭い圧痕や押しつぶし、変形の発生がほとんどありません。
  • 特に曲面のあるパウチや柔軟な素材にも自然な仕上がりで印刷でき、金型箔押に比べて格段に柔らかな質感となります。
  • デザイン変更にも迅速に対応でき、製作のリードタイムも短縮されます。

安定した箔押加工のための推奨事項

  • デザインは最小文字サイズ9pt、線の太さ3pt以上(製品ごとに異なるため、別途入稿ガイドを参照してください)
  • 細く繊細な箔表現は避けてください
  • テンプレート内の印刷範囲を遵守してください
  • 箔の位置は箔レイヤーに分けてください

素材別注意点

チャック付きスタンド袋

<ブラック(マット)>

-文字サイズ: 13pt以上
-文字種類: サンセリフ体
-線の太さ: 5pt以上
-箔押加工範囲: 横 57㎜ x 縦(サイズ毎に異なります)

ロゴや文字の縁取りラインは箔押しの特性上、はっきりとした線で表現されない場合があります。 非常に細い文字や線は印刷が難しいです。


<ホワイト(マット)>

-文字サイズ: 10pt以上
-文字種類: サンセリフ体
-線の太さ: 4pt以上
-箔押加工範囲: 横 57㎜ x 縦(サイズ毎に異なる)

ロゴや文字の縁取りラインは箔押しの特性上、はっきりとした線で表現されない場合があります。 非常に細い文字や線は印刷が難しいです。


<半透明(マット)>

-文字サイズ: 9pt以上
-文字種類: サンセリフ体
-線の太さ: 3pt以上
-箔押加工範囲: 横 57㎜ x 縦(サイズ毎に異なる)

ロゴや文字の縁取りラインは箔押しの特性上、はっきりとした線で表現されない場合があります。 非常に細い文字や線は印刷が難しいです。

※半透明は加工部分が裏面から透けて見えます。

<ホワイトテラゾー(マット)>

-文字サイズ: 13pt以上
-文字種類: サンセリフ体
-線の太さ: 3pt以上
-箔押加工範囲: 横 57㎜ x 縦(サイズ毎に異なる)

ロゴや文字の縁取りラインは箔押しの特性上、はっきりとした線で表現されない場合があります。 非常に細い文字や線は印刷が難しいです。


三方袋(ドリップバッグ)

<ブラック(マット)>

-文字サイズ: 10pt以上
-文字種類: サンセリフ体
-線の太さ: 3pt以上
-箔押加工範囲: 横 57㎜ x 縦(サイズ毎に異なる)

ロゴや文字の縁取りラインは箔押しの特性上、はっきりとした線で表現されない場合があります。 非常に細い文字や線は印刷が難しいです。

<ホワイト(マット)>

-文字サイズ: 10pt以上
-文字種類: サンセリフ体
-線の太さ: 3pt以上
-箔押加工範囲: 横 57㎜ x 縦(サイズ毎に異なる)

ロゴや文字の縁取りラインは箔押しの特性上、はっきりとした線で表現されない場合があります。 非常に細い文字や線は印刷が難しいです。



カラー印刷と箔押加工を併用する場合

  • 後加工時の位置ずれにより、±1~2mm程度のズレが生じる可能性があります。(箔とカラー印刷面ができるだけ重ならないデザインにしてください)


このようにカラー印刷と箔押部分がぴったりと重なるタイプのデザインは推奨されません。

  • 広い面積の箔デザインの場合、微細な気泡、継ぎ目の跡、光沢のムラなどが見えることがあります。
  • 箔部分は摩擦や鋭利な物によってはがれる恐れがあるため、保管および使用時にはご注意ください。
  • 箔の金属光沢は、モニター上の色味と実際の印刷物でやや異なって見える場合があり、これは印刷環境や素材による一般的な違いです。